Windows 10 の Visual Studio Code で KVS のC++用プロデューサーSDK をビルドしてみる

前回は、Visual Studio Communityエディションを使って、VS のC++用プロデューサーSDK をビルドしましたが、今回は無償のIDEとして人気の Visual Studio Code(以下、VSCode)でビルドしてみようと思います。
VSCode は公式サイトから、ダウンロードしてインストールします。
また、Git や CMake、Strawberry Perl、GStreamer もインストールされている前提です。
もしまだインストールしていない場合は、こちらの記事を参考にインストールしてください。


今回は、前回インストールした、Visual Studio 2022 Community エディションの環境を使いますが、gcc や Windows SDK 、Build Tools for Visual Studio などでもいけると思います。

まず、VSCode を起動し、拡張機能から「CMake Tools」を検索してインストールします。

VSCode で CMakeLists.txt が含まれるフォルダを開きます。

C:\YourPath\amazon-kinesis-video-streams-producer-sdk-cpp

初回にどのコンパイラを使うか選択します。

今回は、こちらを選択しました。

Visual Studio Community 2022 Release - amd64

こんな感じで CMake の処理が始まります。便利。

GStreamerプラグインとしてビルドしたいので、CMakeSettings.json に以下のように記述します。

※今回は、Visual Studio 2022 Community エディションで作業したときの、CMakeSettings.json が残っていたのでそれを再利用しました。

CMakeLists.txt を右クリック、すべてのプロジェクトのビルドを選択します。

ビルドにはしばらく時間がかかりますので、気長に待ちます。
こんなメッセージが表示されたら完了です。

実行ファイルなどは、out\build\x64-Debug ディレクトリに入ります。
動作確認はこちらを参照ください。

Path などは適宜変更してください。
Visual Studio 2022 Community エディションにしても、VSCode にしても、無償でこれだけできるってスゴイ時代になったもんだ。

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